PORTFOLIO
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マイクロ波化学株式会社 (Exit済)
URL:https://mwcc.jp/
COMPANY PROFILE
マイクロ波プロセスで世界のエネルギー・化学産業を変革する
電子レンジにも使われている「マイクロ波」の技術を活用して「省エネルギー」「高効率」「コンパクト」な化学品製造プロセスを確立した。お客様のご要望に応じて、化成品目ごとに基礎研究から実証開発、工場建設、生産までをトータルパッケージとして提供している。化学産業は、医薬品からスマートフォン、航空機など幅広い分野へ原料を提供し、日本経済の発展を支えてきた。しかしながら、今もなおエネルギーを大量消費する重厚長大型の製造工程が主流で、その工程は100年以上変わっていない。マイクロ波化学のコアコンピタンスは、製品の特性に応じてデザインする「最適な反応系の構築」「ハイブリッド触媒」「スケールアップ」「制御システム」からなるプラットフォーム技術、電磁気学・化学・機械工学など、さまざまな領域の専門家からなる開発チーム、そしてラボから実証・生産工場まで備えたソフト・ハード両面の開発インフラだ。これらコアコンピタンスを基に「マイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリング」、「マイクロ波化学プロセスを活用した製品製造における合弁事業、ライセンス事業」、および「マイクロ波化学プロセスを活用した製品の製造・販売」を行っている。
COMPANY STORY
起業の発端
大阪大学塚原保徳准教授の研究成果を活用し、「日本発の革新的技術を世界に広めたい」「新しいテクノロジーベンチャーを日本に起こしたい」「環境に貢献する事業を始めたい」という想いを実現しようと、元三井物産の吉野巌氏と塚原氏とで共同創業
強み(競争優位性)
マイクロ波プロセスを用いたもの作りを可能とするプラットフォーム技術、その技術を開発した化学・物理学の研究者・エンジニアを含む多様な専門家からなるチーム
UTECのバリューアップ(貢献)
アーリー段階のリードインベスターとして、2011年にパイロット設備建設の為の投資を単独で行った。ほとんどのベンチャーキャピタルや金融機関が「ベンチャー企業が工場を単独で建設するなんて無理」と相手にしない中、技術力と将来性をUTECが評価したことで、世界初のマイクロ波化学工場を建設できた。投資後も、シリーズCまでの資金調達、ガバナンス構築、国内外のビジネスパートナー開拓、人材採用、IPO準備等で支援
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世界初の大型マイクロ波化学工場
(化学品の生産能力は年3200t)
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マイクロ波を用いた新製造プラント
(顧客企業の工場サイトに建設)
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STORY LIST UTECが投資している方々やEXIT済み企業とのインタビューを掲載しています。