PORTFOLIO
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COMPANY PROFILE
産業界初の全方向移動プラットフォームでの協調搬送を実現し生産性向上を目指す
車輪の代わりに球を用いた、球駆動式全方向移動プラットフォーム”TriOrb BASE”を開発。従来の全方向移動機構と比較し、①段差や勾配などの外乱に対する高い走破性、②mm単位の高精度な移動制御、③機体のコンパクトさ(50cm四方)と耐荷重300kgの両立を達成。製造業/建設業における工程間搬送や資材搬送、既存産業用ロボットの自在な製造ライン構築が可能となる。また、TriOrb BASEを用いて複数台が陸上のドローンのように協調的に連携することで、長尺物や重量物などの様々な荷姿に対応した柔軟な搬送システムを実現できる。
COMPANY STORY
起業の発端
CEOの石田秀一は、九州工業大学在学時の2008年から球駆動式全方向移動機構の研究開発に従事。博士課程修了後は(国研)産業技術総合研究所に入所し、10年間民間企業と製造現場の課題解決を目的とした共同研究に取り組む。球駆動式全方向移動機構の研究成果を基にTriOrb BASEを開発。(国研)科学技術振興機構(JST)のSCORE、 STARTの支援、九州工業大学からの技術移転を経て、2023年2月に創業
強み(競争優位性)
長らく学術的な研究に限定されていた全方向移動プラットフォームの産業応用における課題である、狙った方向への正確な移動の困難さ、床面の段差への対応不足、そして重量物の搬送能力の限界をハードウェアの機構学的観点で解決。従来の全方向移動機構と比較し、高い外乱走破性/高精度な移動制御/機体の小型化と高耐荷重性の両立が可能
UTECのバリューアップ(貢献)
リードインベスターとして、特許ライセンスの交渉、事業開発、経営面での支援
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TriOrb BASEのコンセプトモデル
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自社開発の自律移動ソフトウェア
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協調搬送による長尺物搬送のイメージ
STORY LIST UTECが投資している方々やEXIT済み企業とのインタビューを掲載しています。