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UTEC2号投資事業有限責任組合の2次締切りについて


2010年1月7日
株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)
代表取締役社長 郷治友孝

株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)は、本日、昨年末に追加加入の意思表示を頂いた出資者様をお迎えして、「UTEC2号投資事業有限責任組合」(2009年7月31日1次締切り)の2次締切りを行いました。同ファンドは、今月をもって70億円程度の出資約束規模となる見込みですが、最終締切りを本年6月末まで延長することとし、引き続き拡充していく予定です。

国内で新たなベンチャーキャピタルファンドを設立する動きが他にほぼ聞かれない昨今、このたびのUTEC2号の設立を順調に進展させて頂いておりますのも、UTEC1号(2004年設立)の投資先の中から出てきた具体的な実績の数々、及び、このような環境下においてこそそのような投資活動を継続することへの出資者の皆様の期待の高まりによるものと考えております。

たとえば、昨年3月にJASDAQ NEO市場に株式公開したテラ株式会社(癌ワクチン療法等の開発、UTEC1号投資先)は、上場後も同社治療技術の全国展開による成長が著しく、ファンド全体の運用成績に大きく寄与しています。また、まだ未公開企業であるUTEC1号投資先の中にも、昨年1年間に国内で発売された携帯電話機種の半数以上にソフトウェア製品が搭載された株式会社モルフォ(画像処理ソフトの開発)や、傷がつきにくい塗装用材料製品が本年1月以降発売の携帯電話機種に採用されることになったアドバンスト・ソフトマテリアルズ株式会社(新規素材「スライドリングマテリアル」の開発)など、新たな産業を興すことが嘱望される企業が続々と登場してきているところです。これらはいずれも、創業の段階からUTECが資本投下と経営支援を行ってきた会社であり、UTECの投資先が技術面だけではなく人材面と事業面においても優れた成長を遂げ得ることの証でもあります。

お蔭様で今回をもって相当規模の出資約束額が集まったことから、UTEC2号においてもこのような投資活動を継続・拡充していきたく、本年からはUTEC2号の投資活動の本格化段階に入り、環境技術(クリーンテクノロジー)、生命科学(ライフサイエンス)、情報通信(IT)などの様々な分野から、次世代の我が国の成長を牽引する企業を持続的に生み出すべく尽力して参りたいと考えております。また、今後の投資活動基盤の充実を図るべく、本年6月末までは、引き続きファンド規模の拡充を図って参ります。

ここに、これまでUTEC2号ファンドの設立のために尽力下さっている数多くの関係者の皆様に、改めて心より御礼申し上げるとともに、今後ともUTECをご支援頂きますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【UTEC2号ファンド概要】

正式名称: UTEC2号投資事業有限責任組合
根拠法: 投資事業有限責任組合契約に関する法律(平成10年法律第90号)
無限責任組合員: 株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)、UTEC Venture Partners株式会社(※)
(※) UTECに所属する投資プロフェッショナルの出資により設立

有限責任組合員: 銀行、保険会社、投資会社、不動産会社、事業法人、独立行政法人中小企業基盤整備機構
1次締切り及び設立: 2009年7月31日
最終締切り予定: 2010年6月30日
新規投資期間: 2014年7月30日まで
存続期間: 2019年6月30日まで(ただし最大2年まで延長ありうる)