07/31/2009

UTEC2号投資事業有限責任組合の設立について

2009年7月31日
株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)
代表取締役社長 郷治友孝


株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)は、本日をもちまして、「UTEC2号投資事業有限責任組合」の1次締切りを行い、同ファンドを35億円強の出資約束規模で設立いたしました。年内に、出資約束規模をさらにで拡充していく予定です。

当ファンドの基本コンセプトは、以下の通りです。
1.ベンチャー企業の種や創業期段階から積極的に経営や資金計画に関与することによって、研究者や起業家と共同で、中・長期的に国内外に高い経済価値を生み出していく形態の投資に注力すること。
2.オープン・イノベーション時代の到来に対応し、投資対象に、東京大学の研究成果・人的資産を活用するベンチャー企業を軸としながら、東京大学と相乗効果のある国内外の大学や機関等の研究成果や人的資産を活用するベンチャー企業を含めること。
3.投資プロフェッショナルが中・長期的にファンド運営に責任を持って献身しうるよう、パートナーシップ型の運営を志向していくこと。

このたびのファンドはUTECで2つ目のファンドとなりますが、2004年7月に1次締切りを行い設立したUTEC最初のファンドである「ユーテック一号投資事業有限責任組合」のこれまでの実績を見ますと、イノベーションを興し、新たな需要を喚起する投資先企業の中に、投資収益を期待できるものが数々出てきているところです。たとえば、本年3月26日にJASDAQ NEO市場に上場した、癌ワクチン療法等の開発と普及に取り組むテラ株式会社は、創業段階からUTECが支援を行って参った投資先ですが、東京大学をはじめとする数々の大学の研究成果を活用しながら事業を発展させ、UTEC1号ファンド全体の運用成績に大きく寄与しています。UTEC2号ファンドでは、このような投資活動を拡充して参ります。

また、これまで5年間の間に、東京大学などの大学や研究機関、実業界におけるUTECの認知度が高まり、数多くの研究成果や事業アイデアがUTECに寄せられるようになって参りました。新たな投資対象の候補となる研究成果や事業アイデアについてのUTECへのご相談がますます増えていることは、大変喜ばしいことであります。UTECとしては、関連性のある複数の研究成果やアイデアを組み合わせて、投資先の事業の成功確率を複合的に高める戦略を打ち出しているところでもあります。今後、UTEC2号ファンドの投資活動を通じて、事業化を志す研究者や起業家の方々からの期待にますます応えて参ります。

現下の経済環境は、ベンチャーキャピタルファンドの設立やベンチャー投資活動が国内外で大幅に縮小している状況でございますが、数々のご理解ある機関投資家様より、UTEC1号ファンドのこれまでの実績と見通しについてご評価を頂くとともに、UTEC2号ファンドの理念と将来性に対して更なるご賛同を賜り、UTEC2号ファンドの1次締切り及び設立を行わせて頂くことができる運びとなった次第です。ここに、UTEC2号ファンドの設立のために尽力下さった数多くの関係者の皆様に心より御礼申し上げるとともに、今後ともUTECをご支援頂きますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


【UTEC2号ファンド概要】

正式名称: UTEC2号投資事業有限責任組合
根拠法: 投資事業有限責任組合契約に関する法律(平成10年法律第90号)
無限責任組合員: 株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)、UTEC Venture Partners株式会社(※)
(※) UTECに所属する投資プロフェッショナルの出資により設立

有限責任組合員: 銀行、保険会社、投資会社、不動産会社等の機関投資家
1次締切り及び設立: 2009年7月31日
最終締切り予定: 2009年12月31日
設立時の出資約束規模: 35億600万円
新規投資期間: 2014年7月30日まで
存続期間: 2019年6月30日まで(ただし最大2年まで延長ありうる)